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元看護師の話
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すい臓がん患者さんとの出会い

私は看護師をしていました。

出産を期に退職しましたが、

20代を消化器系の外科病棟に
勤めていました。


そこで、出会った患者さんのほとんどの方が

がんを患っておられ、
(胃がん・大腸がん・すい臓がん・肝がんなどの消化器系)

手術を受けられておりました。

また、外科病棟ではありましたが


私の勤めていた病棟は

手術後の経過もみており

術後の癒着や化学療法、

また、終末期の方もおられました。


なので、患者さんの人生のひと時を

一緒に笑い!泣き!悩み!喜んだり!と・・・


がん患者さんとの出会いにより

私は大きく成長することができました。


患者さんへ感謝と共に
すこしお話したいと思います。
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すい臓がんとは

☆すい臓がんの約90%は、すい管に生じます。

外分泌の働きを持つ細胞、特に膵液が流れる膵管の細胞から発生する癌


☆すい臓がんの場所

すい臓は胃の後ろにある
長さが20cm程度の細長い洋ナシを横に置いたような形をした臓器です

右側は広く広がった形をしており、膵頭部と呼ばれ
左側は狭くすぼまっており膵尾部と呼ばれています。
その間が膵体部と呼ばれる部分になります。

がんの発生部位により頭部がん、体部がん、尾部がんと呼びます。
膵臓がんでは膵頭部に発生するがんが多いです。


☆すい臓がんは、がんの中で生存率が低いがんのひとつです

すい臓は胃や十二指腸、脾臓、小腸、大腸、肝臓、胆嚢など多くの臓器に囲まれ ている ため、がんが発生しても見つけることがとても難しい。

☆すい臓がんが転移しやすい場所は肝臓、腹膜、肺です。

すい臓がんは、がんが小さなうちから他の臓器に拡がったり、
転移を起こしやすい性質があるため

すい臓がんの早期発見はとても難しいです。
すい臓がんの症状

すい臓がんの症状という
特徴的なものはみられません。

病院を訪れる理由として,
上腹部痛や胃のあたりの不快感,
なんとなくお腹の調子がよくない,
食欲がないなどという
一般的な消化器症状です。

この他に,体重の減少なども見られます。

すい臓がんは背中に激痛があると
よく言われますが,必ずしもそうとは・・・

また、まったく違う場所の痛みを
訴えられた方もおられます。(肩や首筋など)

すい臓がんでなくても
いろいろな理由でおこるもので
比較的特徴的なものとしては
黄疸があります。

(皮膚や白眼が黄色くなったり,
身体がかゆくなったり,
尿の色が濃くなったりします.
黄疸は,膵頭部にがんができて,
胆管がつまった時におこるのですが,
癌以外でも胆石や肝炎などが
原因でもおこります)
私の出会ったすい臓がんと闘った患者さん

頭部すい臓がんを患っており
手術を受けられた患者さんでした。

手術ですい臓(部分?)切除を行われました。


入院とともに治療計画書が渡されるのですが

術後の回復経過がとても長期となり

「このまま、ダメなのかなぁ」
と言われていました。

なぜ?術後回復に時間がかかったか?
といいますと、

ひとつは、
すい臓というものは膵液を作っているのですが
その消化液はとてもつよくまわりを溶かしてしまうのです
(表現はイメージです)


そのため、すい臓の場所に膿瘍(うみ)があり
なかなか縫合部位(切除部位を縫っている場所)が
くっつかない状態となりました。

もうひとつは、
膵液の働きであるインスリン不足です
インスリンが作られないためインスリンを投与するのですが
コントロールが難しく何度か低血糖に・・・
(1型糖尿病に状態が近いです)


治療計画に沿わない状態に
焦りと不安がつきまっとっていたのではないでしょうか
「このまま、ダメなのかなぁ」は
死んでしまうのかなぁ・・・

と聞かれていたのだと


あたりまえですが

看護師をしてから

死と直面する話題が何度もあり


その度に考えさせられます。



しかし、
20歳やそこらの娘です


人生をかたるには

まだまだ

短いです



だからこそ

患者さんの話は
わたしを成長させてくれました


その当時は
まだ看護経験もすくなく


『大丈夫ですよ!』と
笑顔をするだけした


なにをどうはなしてよいか
わかりませんでした


そして、この患者さんは

無事、退院されました



そのときに、
わたしの笑顔をほめてくれました


『笑顔がうれしかった』と



言葉ではなく

笑顔が必要だったのだと



どんなに看護経験が
すくなくても

とびっきりの
笑顔はできるのだから
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